面接では、学生時代何に打ち込んできたのか、またどんな経験をして何を学んできたのかを問う質問が複数あります。
面接官は、学生時代に何かに打ち込む姿を「仕事の場面」に置き換えて、将来どのように働くのだろうと想像しているのです。
つまり、このような質問には、「仕事に直結するエピーソード」であることが重要になります。
■「学生時代」に関する質問例
学生時代について考えられる直接的な質問は複数あります。
・これまで逆境や挫折を乗り越えた経験はありますか
・チームやグループで何かを成し遂げた経験はありますか
・学生時代に特に頑張ったことは何ですか
・サークルは何をしましたか
・アルバイトは何をしましたか、そこで何を得ましたか
・ゼミでは何を学び、仕事でどう活かせますか
他にも、自己紹介の中で何を学び何に力を注いできたのかを伝える必要もあります。
■まずはこれを知らないと落ちる!「企業が求める三大要素」
業種、企業を問わず、面接官が知りたいのは「この学生は自社で活躍できるかどうか」です。では、面接官は学生のどこを見てそれを見抜くのでしょうか。
①「パーソナリティー(人柄と基礎学力)」
②「モチベーション(ビジョン、志望意欲とキャリアデザイン)」
③「資質、能力(ビジネス能力)」
まずは、①のパーソナリティについては、企業が面接で最も重視する項目の一つです。
地頭の良さ、人柄、積極性、コミュニケーション能力、やさしさ、明るさ、ビジネスマナーがあり社会人としての適切な言葉使いと、スムーズな言葉のキャッチボールが出来る事。
つまり、常識と教養のある社会人としての当然の資質、センスです。
②のモチベーションは、まさしく志望動機の高さです。根拠と強さが伝わらなければ面接官は採用しません。
③の資質、能力とは、ビジネスにおいて組み立て、実行し成果を上げるための資質能力、センスです。
問題点を整理する力、突破力、チーム力、目的達成力など、様々な能力があります。この求められるビジネス能力は企業によって異なります。
ですので、必ず志望する企業がどのような能力、資質を必要としているのかを把握しなければアピールすることができません。
■「資質、能力」に関する落とし穴
重要なのは「企業が求める資質、能力は複数あるということ」
いざ、学生時代に頑張ったことで「数カ国語勉強した」「主将としてチームを全国大会まで優勝するレベルまで育て上げた」というような能力、経験をアピールしても、競争率の高い企業では、それだけ(一つだけの能力)では最終面接まで残ることは難しいかもしれません。
また、いくら素晴らしい能力やたくさんの能力を備えていても、企業が求める能力・資質以外の事をアピールしていては、敗退は時間の問題です。
■学生時代の経験からビジネスに繋がる資質や能力をアピールする
面接官は、複数の能力や資質が備わっていることをどのようにして見抜くのでしょうか。それは、「君には発想転換力があるか」「君には向上心があるか」など直接的な質問をしたりはしません。
学生時代のエピソードの中から、「その経験で工夫した点は?」「なぜそのときそうしたの?」「○○のような状況に陥ったらどう対応する?」など答えやすい質問を投げかけ、その返答からビジネス能力や資質があるフレーズを見つけます。「ああ、▲▲の能力があるようだな」という評価に繋がるのです。
■どんな能力をアピールするか
エピソードを複数準備する
①身に付けた知識や経験から、実践し成果を出したこと
②自分のウリが一つでなく複数ある事
③従来のやり方を変革し、結果を出す
④オリジナルのノウハウや成功手法を持っている
⑤常に向上心を持っている
⑥環境の変化とともに自身の考え方や行動も変えることができる
⑦チームを統率し結果を出す
⑧PDCAを繰り返し努力できる
⑨比較検討しながら様々なアイデアを生み出す
⑩逆境を乗り越え成功した
■アピールするネタは企業によって選別しなければならない
上にも記述したとおり、企業によって求めるビジネス能力、資質は異なります。そうなると、学生時代に何を経験し、どのような力を身に付けたのかというエピソードは企業が求める能力に合わせて選定する必要があります。
企業研究を念入りに行わない限り、この企業が求める能力、資質は性格にキャッチできません。
OB、OG訪問で、どのような人が活躍しているか、どのような能力が必須なのかをあらかじめリサーチしておくことが必須です。
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