就活面接で「ゼミではどんな勉強をしていますか」と質問された時の対策回答例文

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情報伝達を見極めるための質問です。
ゼミの研究内容は専門的な内容になるため、素人の採用担当に分かりやすく説明するのは意外に難しく、うまく回答できない学生が多い質問です。
専門用語を使わず、誰にでもわかるような優しい言葉で伝え、研究内容を通して学んだことを、自己PRにつなげましょう。

 

質問の意図
学業にしっかりと取り組めたかどうかを知りたいのです。その中から何を学んだか説明力・プレゼン力を通して探ろうとしています。
学業にまじめに取り組んでいたことが分かれば、仕事に対してもまじめに取り組んでくれると判断でしょう。

 

回答のポイント
内容を説明するだけでは不十分です。
知りたいのはゼミによる学びと成長なので、ゼミで学んだ点や成長できた点まで掘り下げて、なぜ意味がある学問なのか語りましょう。
ゼミを受講することによる自分の変化を説明し、ゼミの内容をしっかり学び活かしていることをアピールしてください。
ポイントは「専門的な学びを、どう分かりやすく伝えるか」です。

 

それでは実際の回答例をみてみましょう。

悪い例
ゼミでは、ファストファッションのカルチャーとコストパフォーマンスをテーマとして取り組んでいます。現在は自社ブランドを立ち上げ、どこまでコストダウンすれば損益分岐の壁を破れるか追及しています。
分析には、プロダクトポートフォリオの視点と、ブランドマネジメントのチャンネルに焦点をあてたバリューチェーンマネジメントで、生産スピードの速さが、ブランドにどんなインパクトがあるかも考察していきます

解説
横文字や専門用語を並べる学生は面接の場でいい印象を与えることは難しいでしょう。相手のことを考えた回答ができるかどうかもポイントとなります。知識のない相手にどのようにわかりやすく伝えるのかというスキルも試されます。

 

良い例
匂いの少ない「納豆」を遺伝子研究で開発する研究をしています。納豆は発酵することで強い酸性の臭いを発します。しかし、ご存じのとおり、健康に良い納豆をどうしても食べれないという人は少なくありません。そこで、発酵しても臭いを発さない遺伝子との組み合わせで研究を続けています。将来的には、効率的に栄養を取り入れることのできる新たな食材を開発することが目標です。

解説
専門的な学びではありますが、知識のない人にもわかる言葉や表現を使って伝えているので、学びの内容がよく理解できます。
どんなことを学んでいるのかも大切ですが、それをどう伝えるかも面接では大切です。

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