「読書」や「映画鑑賞」では、インドア派と思われるのではないかと心配する学生もいるかもしれませんが、アクティブな趣味でなくても心配はいりません。
趣味の内容より、その趣味にどんな関わり方をしているかが重要です。
仕事に対して意識の低い人は、仕事には何の役にも立たない雑談的な話をして、アピールチャンスを無駄にしてしまうでしょう。
就職試験は相対評価なので、小さな積み重ねが面接終了時には大きな差になっていることがあります。どんな些細な質問でも、自己PRで切り返す心構えが大切です。
質問の意図
面接官は、「好きなことにどれだけ一生懸命になれるか」で、学生の人柄や考え方を把握しようとしています。そして、仕事に対する意識の高さを探ろうとしているのです。
つまり、重要なのは趣味を通してあなたをどう表現するかということです。
ポイント
・きっかけやその趣味が好きな理由を語る
・興味をひくポイントがあること
・ネガティブな内容は避ける
・漠然とした答えではなく、具体性のある回答をする
・仕事に役立つような趣味の内容にする
嘘をつく必要はないですが、マニアックすぎる趣味や、法律に触れるような趣味などは、当然のことながら言うべきではないことなので、注意してください。
それでは実際の回答例をみてみましょう。
オーケストラの演奏コンサートに行ったときは、壮大な演奏に感銘を受けました。
解説
単なる音楽鑑賞だけでは、評価につながりません。このような内容では、アピールチャンスを無駄にしてしまいます。もっと仕事に役立つ資質を感じさせる工夫が必要です。
文化祭のときに、創作お菓子の店を出したのですが、2日間で300個完売することが出来ました。そして、予想以上の利益を出すことができ、実行委員主催のチャリティー募金にも貢献することが出来ました。
御社の仕事でも、目標を達成し、さらなる上を目指せるように頑張ります。
解説
目標達成したことを具体的にあげてアピールします。仕事に結びつけて決意の強さをアピールできているのも、評価につながるでしょう。
他にも、趣味から社交性や集中力など、自分の能力をアピールすることができます。
ただ単に趣味を答えるのではなく、そこから何を学び、身に付けたか?をアピールしてください。
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