趣味や特技は就職面接で聞かれることが多い質問です。特技という言葉から、輝かしい内容のものでないといけないと思われがちなので、打ち込んでいる習い事がない人は、すぐには答えづらい質問だと感じてしまうでしょう。
しかし、自分の中で比較的得意なことであれば、特に人よりずば抜けて優れているということではなくても大丈夫です。特技が何かより、そこから得たものや学んだことが重要なので、得意なことがない人でも心配はいりません。
質問の意図
面接官はこの質問で、仕事に活かせる技術を持っているのかを確認しています。
この質問は、企業によって重要度は様々で、単純に学生の緊張を和らげる目的で質問される場合もあれば、採用のメリットを聞かれているに等しいというぐらい重要視している企業もあります。
自分を売り込むチャンスなので、単に「○○です」ではなく、取り組み方や意識、特技だと思う根拠をアピールするようにしましょう。
ポイント
・きっかけや動機を話す
・どのような姿勢で取り組んできたかを伝える
・特技を通じて何を学び、役立てているのか
・自信をもって話す
自己PRや学生時代に力を入れたことを聞かれた場合と同様に、仕事に役立つ内容を話すようにしてください。
仕事に関係ない話をしてしまうと、せっかくのチャンスを逃してしまうので、仕事に対する意識を高く持つようにしておきましょう。仕事に役立てられることなら、小技的な内容でも評価にはつながります。
それでは実際の回答例をみてみましょう。
どんな音楽でも即興で踊ることができるので、リクエストがあれば、披露します。
解説
披露するというインパクトは強いですが、評価にはつながりにくいでしょう。仕事の上で役立つ資質をアピールしてください。
今は、日商PC検定1級の取得に向けて、スピードだけでなく、ビジネスマナーや効率的に仕事をこなす能力を身に付けるよう努力しています。
解説
仕事に役立つ資格の取得のアピールが出来ています。
日商PC検定を持っていれば、ビジネスマナーも身につくので、職場での即戦力になれる期待が高まり、評価につながるでしょう。
他にも、スポーツで培った体力や、アルバイトで身に付けた能力などについてアピールする方法もあります。
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