「将来は○○がしたい」という夢があり、それを達成するために、現在の学部を選択したという形で回答できればベストですが、大学受験のときに「将来は会社を立ち上げたいから、商業部にしよう!」というように、意識の高い理由で選んでいる人は少ないでしょう。
推薦であろうが、親の勧めであろうが、きっかけはどうあれ、決めたのは自分です。「なぜ入学を決めたのか」をアピールしてください。
こういう質問は変に答えを作るより、正直に答える方が、相手に伝わりやすいです。「なんとなく」では、仕事への意欲が疑われてしまいます。
面接が進むにつれて、より突っ込んだ質問をされることもあるので、しっかりと準備しておきましょう。
質問の意図
この質問で、目的意識をもって、学生時代を行動してきたかを確認しようとしています。
自分の意志ではなかったり、「なんとなく」というような消極的な理由では、仕事への意欲が疑われ、あまりいい印象は持たれませんが、「こんな目的があったので、この学部を選びました」と説明すれば、「目的意識を持って行動できる人」だという印象を与えられるでしょう。
また、この質問から、学部の選択理由から学生の関心・性格・価値観等を探ろうとしています。学生の価値観を知るために「大学を選んだ理由」は、有効な質問です。
選んだ理由が思い出せない場合は、大学で実際に授業を受けて分かった「その学問の魅力」をもとに、目的意識を語るといいでしょう。
対策として
大学を選んだ理由がない場合は「なぜ理由がないのか」を考えてみてください。
「とりあえず」や「なんとなく」程度の理由でも問題はありませんが、その回答では「物事に真剣に向き合っていない」と思われてしまいます。
「なんとなく入った学部だったが、●●という講義に非常に興味をもって、今は自分なりにその方面を勉強しています」というように、前向きに取り組めるようになったことがあればそこまで含めてアピールしましょう。
また、ビジネスに関係がなさそうな学部は「ビジネスにも役立てられる」とアピールしてみるのもいいでしょう。
「こんな視点はビジネスに役立つ」と説明することで、学部で学んだことがビジネスで活かせるとアピールできます。
選んだ理由として挙げやすいのは、その大学のイメージや印象です。大学によってそれぞれ特色もあるので、その大学をみた感想を書き出してみましょう。
自分で調べてみて大学の魅力に気付いたこととか、大学の実績を理由としても良いでしょう。
実際に進学してどんな勉強をして何を得たのかや、勉強してみて違う分野に興味を持ったなどがあれば、積極的に答えていくようにしてください。
それでは実際の回答例をみてみましょう。
学生「今の自分のレベルで合格できる大学ということで受験しました。」
面接官「では、特に入学したかったわけではないのですか。」
学生「そうですね、確実に通るところという選択をしました。」
解説
意欲が感じられる回答ではありません。就職においても、やりたいことよりも確実に通るところという価値観で選定しているのでは、と思われてしまう可能性があります。今思えば、この大学でよかったなと思う点を探して述べてみてください。
最初は勧められたからここでいいと思いましたが、本気で入学を考えたときに、大学案内を見て、興味のある科目があったので、この専門性をこの大学で身に着けることを目標にしようと考え、決意が固まりました。
解説
目的や目標が入学後に決まることはよくあります。入学してから生まれた目的や目標をアピールしても全く問題ありません。
例文を参考に、アピール内容を考えてください。
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