まず、どの科目がどのくらいの成績なのか把握していなければなりません。
「自分は成績が悪いから厳しいだろう」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、企業は「成績が悪い=良くない人材」ではありません。
成績が悪いことがハンディにならないように、ちゃんとした対策を練っておきましょう。
また、採用する企業にとって、大学の成績は全く役に立たないと考える人もいるでしょう。
確かに、成績そのものより、そこから読み取れる学生の意欲や行動基準などを重視することが多いため、その一面もあるのは事実です。
この質問をされた場合、成績そのものより「学びに対する結果、どう考え、どう思っているのか」をアピールしてください。
質問の意図
面接官は、志望者の成績がどのようなものか知っているうえで質問しています。
企業側は、長く働いてもらうためにも、成績が悪い授業のように、モチベーションが下がりそうな事柄に対してどのような対応をとるか、その考えが社風と合うのか、確認しています。
また、内定を出した学生には必ず来てほしいと思っているため、卒業までどの程度単位が残っているかを確認し、内定した人が確実に卒業できるのか見極めている場合もあります。
成績が悪い場合の対策
成績が悪い学生は、なぜそうなったのか原因が分かっているはずです。
単位が取れるがギリギリの出席日数、興味がある授業を撮ったが難しい、のどちらかの学生がほとんどでしょう。
前者の場合は、出席せずに何か他のことに打ち込みたかったというアピールの材料になります。成績が悪くても自分には他にできることがあるといえるはずです。
後者の場合は、その授業に興味を持ったこと自体をアピールしてください。
社会人になってからも役立つような授業であり、その分野の権威が行う授業である、またはその教授の採点は厳しいが、基本概念の理解は出来たなど「楽に単位を得ることを選んだわけではない」と思わせられることができます。
成績があまりよくなく、勉強が苦手であっても前向きな姿勢で回答することでより良い印象を与えることができます。
現状を冷静に見極めて、うまくアピールできるように対策しておきましょう。
それでは実際の回答例をみてみましょう。
学生「成績については、あまり満足していません。」
面接官「どの科目について、満足してないのですか。」
学生「いや、すべてですよ。」
面接官「その中で、これは頑張ったかな、と思える科目はありますか。」
学生「そうですね…。全体的に勉強は苦手でしたので…。」
解説
明らかに成績を把握できていません。当たり障りのないことを言おうとしても、突っ込まれるとこうなります。これでは、「この学生はわかってないな」と思われてしまいます。
また、ひとつくらいは一所懸命に取り組んだ科目があると思うので、それをアピールできるようにしてください。
学生「全体的には、もう少しだと思いますが、破壊福祉学については力を注ぎました。」
面接官「どんなことをやりましたか。」
学生「はい、生活上の困難を抱える人々を支援して、問題解決に至るまで、政策を具体化し勧めてきました。その結果、どれだけっ社会の風潮を知ることが大切であるか、どれだけ人と人のかかわりが大切であるか、を学ぶことができました」
面接官「そんなに成績は良くないようですが…。」
学生「成績につながらなかったのが反省点ですが、この科目で、社会貢献を最大限に考えて仕事すること、高いコミュニケーション能力をもって仕事することの2つのスキルを得ることができたと思っています。」
解説
成績自体が悪くても、一所懸命取り組んだ科目をアピールできています。
このように「学んだポイント」を入れると効果的です。こういうふうになれば、話もはずみ、面接官に好印象を与えられることができます。
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