一般的に浪人・留年経験はマイナス方向に働くことはあっても、プラスに働くことはないと考えられています。
しかし、浪人や留年はめずらしいことではありません。つまり、現役と一浪では就職活動の有利不利はほとんどないということです。
不利な部分といえば、年下の同期ができることと、同い年の上司ができる可能性があることでしょうか。
「浪人を経験したため、同い年の相手でも頭を下げることには慣れている」という人もいます。会社で働くということは、頭を下げることが必須スキルになるため、こういう点では浪人はプラスにもなり得るのです。
企業にとっては、現役以外でも自社で活躍できそうな人材であれば問題ありません。
決して学生を圧迫したり、陥れたりするための質問ではないので安心してください。
浪人をしたからできること
・時間がある
・失敗体験としてアピールできる
・再チャレンジができる
ポイントは「どれだけ有意義に時間を使ったか」です。浪人時代を過ごした内容をまとめ、アピールできるように対策しておきましょう。
伝えるポイントは2つ
①失敗理由を伝える
②学生時代に頑張ったことでカバー
事実や根拠が腑に落ちない場合はよくありません。
過去の自分が武器になる人もいますが、今の自分が武器にいる人もいるので、戦い方は人それぞれということです。
過去は変えられませんが、これからの自分は少しずつでも変えていくことができます。企業人事は、これからの伸びしろに期待しているのです。
それでは実際の回答例をみてみましょう。
学生「私の浪人時代は、ただただ勉強漬けの毎日でした。友人と遊ぶことはもちろん、テレビや漫画などの娯楽にかかわる時間を削って現況の時間に充ててきました。」
面接官「今の大学は志望校ですか。」
学生「いえ、親との約束で浪人は一度きりという約束でしたので。」
解説
浪人時代に犠牲にして取り組んできた様子は伺えますが、総じてネガティブなイメージしか与えられていません。つらい時期だったかもしれませんが、そこで苦労したことが今どのように生かされているのか、前向きな発言を付け加えるようにしてください。マイナスの事象をプラスに考えることができる力はアピールにつながります。
学生「毎日勉強漬けの日々を送っていました。寝る、食事以外は常に机に向かっていました。」
面接官「志望校ですか。」
学生「本命は不合格でしたが、やりたい勉強はこの大学でも充分できているので、充実しています。浪人時代に味わったとことん時間を費やするという経験から、現在は●●の研究に時間を費やしています。今回はあと三年猶予があるのでじっくり時間を費やせます。」
解説
アピールの仕方を少し「前向き」に変えるだけで、受け取り方も変わります。「自発的に取り組む姿勢もあるし、わからなければ素直に聞ける力も身に着けたな」と評価してもらえるでしょう。
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