面接の際、卒論のテーマについて質問されたと回答した学生は約6割います。必ずしも卒論が必須となっている学部ばかりではないですが、大学時代に何を学んできたかを説明できるかどうかは面接を受ける上で必須であることは間違いありません。
質問の意図
面接官が卒論のテーマを聞く理由
①学生がなぜそのテーマを選んだのかを知ることで、学生の興味関心が分かる
②卒論への取り組む姿勢、行動特性から仕事への取り組み方をイメージしたい
卒論を完成させるには、粘り強い根気と努力、計画性も必要になります。そのような大がかりな論文だからこそ、学生の本当の資質や能力、人間性が見える為、面接の際に頻出の質問にもなっているのです。
何をアピールするべきか?
①なぜそのテーマを選んだのか
まず心得ておくことは、専門用語を使わないこと。面接官に伝わらない専門用語を並べてだらだらと説明しては逆効果です。
重要なのは、「なぜそのテーマを選んだのか?」という事です。
面接官にとっては、学生がどんなことに興味関心を持っているのかを知ることで、そこから企業との価値観にフィットするかどうかが測れます。
②卒論完成に向けての取り組み方を伝える
大学4年間の集大成としての卒論をどのようなプロセス、姿勢で完成させようとしているのか、その意気込みも含めて伝える。面接官は、この取り組む姿勢から、今後会社でどのような姿勢で仕事に向き合っていくのかをイメージします。最後まで手を抜かずに頑張る人は、仕事でも同じモチベーションで頑張ってくれるだろうという期待感が湧きます。
③最後に、社会にどのように役立つ内容なのかまとめておく
どんな難しい内容、ニッチな内容であっても、最後に「社会にとって○○に貢献できる、役立つものです」と説明できると面接官に伝わります。
仕事上でもどのように役立つのかイメージしやすくなるため、簡潔に説明できるようにしておきましょう。
それでは回答例を見ていきましょう。
私がこのテーマを選んだ理由は、食品を如何に鮮度良く長持ちさせるかについて追及してみたいと思ったからです。
例えば、現在様々な電機メーカーの冷蔵庫の保存技術の性能が上がり、競争が激化しています。
実際に私は家電量販店でアルバイトをしていますが、冷蔵庫に対するニーズは近年、使い勝手や大きさだけでなく、この冷凍技術の精度の高さに関心が向いていると実感しています。
そこで、一番私にとって身近で研究したいと思ったこのテーマを選びました。
現在は、オゾン層を破壊するフロンや代替フロンガスを用いない、地球環境にやさしい永久磁石を用いた磁気冷凍システムの研究に力を入れています。
急速冷凍が実現し、環境問題にも配慮した製品をどこまで追求できるのか私の現在のライフワークの一つでもあります。
(面接官の評価)何よりも前向きに卒論に取り組んでいる事が印象的。実際にアルバイトの中でその役割の大きさを実感していることも伝わる。仕事においても前向きな姿勢で取り組むイメージが湧く
最短最速で採用・内定が決まるおすすめの方法とは
最短最速で採用・内定が決まるおすすめの方法についてまとめました。
全就活生、必読の内容です。
記事はコチラから
面接でよく聞かれる質問の模範回答例文集を用意しました
LINE公式アカウント友だち限定で
「面接でよく聞かれる質問の模範回答10選」
プレゼント!