面接の場では、「あなたのこだわりは何ですか」と言う質問をされることがあります。
学生のみなさんはこの面接官の質問の意図は何だと思いますか?
「こだわり」を聞くことで面接官が知りたいことは何でしょうか。
それは
何にこだわってるのかではなく、「どんなこだわり方をしているのか」
ということです。
こだわり方から、面接官は仕事への価値観やどんな働き方をするのかをイメージします。
こだわりを持っている人は何かの才能に秀でていたり、優秀な人が多い
例えば、朝ご飯にカレーを食べるイチロー、映画監督の桐谷和明は服は4着しか持たないなどでしょうか。
イチローは偏食でもある為、効率的に体力を温存する為に7年間続けたそうです。
桐谷和明は洋服を必要最低限にすることで時間と選ぶ煩わしさを無くしたかったそうです。
面接でこういった人物を探しているかというと、そこは企業によって異なるところではありますが、こういった観点からも面接ではインパクトを与える事が出来る質問です。
「こだわり」から読み取る「仕事」に繋がるイメージ
面接官は学生の「こだわり」を聞くことで、仕事に取り組む際のスタンスや価値観をイメージします。
例えば、部活の結果について成績を出すことにこだわる人であれば、仕事においても「数字」を求める姿が想像できるでしょう。
また、同じ部活でも、結果に至るまでの練習過程にこだわる人であれば、成果でなくそれまでのプロセスを重視する思考であることが読み取れます。
企業によって、どのスタンスや価値観を重視しているのかは異なります。より企業に近いイメージを出せるように、企業研究を徹底する必要があります。
それでは、例を見ていきましょう。
初代のAKBのDVDからTシャツ、レアなグッツまで5年かけて集めました。
AKBの事なら何でも知っている自信があります。
(評価できない点)
こだわっているモノがアイドルであるというインパクトしか残りません。重要なのは、「何にこだわった」かでなく「どのようにこだわったか」と言う事です。
例えば、洋服を選ぶ際、いつも行くお店10軒ほど全て回ります。
全て見た後、何を買うのか決めてからでないと購入しません。
レポートを書く際も、1冊の参考書でなく複数の書籍を見てから書きます。
様々な、モノや情報を自分自身で選んで検討できる事に喜びを感じているからだと思います。
これからも、情報収集には時間を惜しまずより良い選択ができるように努力したいです。
(評価できる点)
こだわりが一貫していて、エピソードにビジネスにつながるネタも取り入れているところが評価ポイントです。そのこだわり方が、仕事をする上でどのように生かせるのかをイメージさせられると質問の意味を攻略出来ていることになります。
最後に
こだわりの内容は問題ではありません。どのようにこだわったのかを、仕事にイメージできるような内容で作りましょう。
「効率的」「丁寧さ」「数字にこだわる」「人間関係の構築」など、仕事でもイメージできるワードを盛り込むとより具体的なイメージに繋がるでしょう。
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