人付き合いをする中で、「この人苦手だな」と思う事はありますよね。面接の場でも「どんな人が苦手ですか」「苦手なタイプはどんな人ですか」という質問をされることがあります。単に、「自己中心的な人は苦手ですね。」と苦手なタイプを挙げるだけでは面接官の質問の意図を理解できていません。人間関係を構築していく上で課題となる「苦手な人」にどのように接しているかがポイントになります。質問の意図と攻略のポイントを踏まえて回答を見ていきましょう。
質問の意図
まずは、学生がどんな人柄なのかを見ています。「自己中心的な人」「相手を傷つけるような攻撃的な発言をする人」などの回答をする学生は、正義感が強く曲がったことが嫌いなタイプだと感じられます。また、そのような人が苦手だという事は、自分自身がそうでないように心掛けていると言う事も伝わります。面接官は、学生の回答から人間性を探っているのです。
「苦手な人とどのように上手くコミュニケーションを測るのか知りたい」
大事なのは、苦手なタイプとどのように関係性を築けるのかです。誰しも苦手なタイプはあります。社会に出れば、職場での人間関係は学生の頃以上に幅広く、様々な年齢やタイプの人と関わる事になります。その中で、どのように「苦手」を克服しているのかを見ています。
攻略のポイント
・職場での人間関係をイメージさせる回答にする
面接官は、学生に「職場でも上手く信頼関係を築いていけそうだな」という確認がしたいのです。回答する際は、社会に出ても多様な人間関係の中でも上手く乗り越えられる「器」があることをアピールしてください。
・苦手な人にどのように接することで、コミュニケーションが取れるのかを語る
ここでは前向きな回答が求められます。苦手な人がどういう人なのかという定義に留まらず、「そのような人とどんなコミュニケーションを取る事ができるのか」を回答してください。
・具体的なエピソードを添える
より人柄や性格をアピールする為に、具体例を挙げましょう。なぜ苦手なのか、その理由をエピソードを踏まえて説明することで説得力が増します。また、苦手なタイプを述べるという事は、あなたの短所も見られる事にもなります。例えば、「前に出るタイプの人は苦手です。」と回答した場合、「リーダーシップがないのかな」「斜に構える性格なのかな」と思われる可能性があります。説明不足で誤解を与えない為にも、具体例を挙げてイメージしやすい回答を心掛けましょう。
・苦手な人はいませんはNG!
誰とでも上手く付き合えることをアピールする為にこのように発言してしまう学生もいるかもしれません。しかし、質問の意図は「苦手なタイプから、人柄や性格を知りたい、上手く苦手な人でも対応できる度量があるのか確認したい」という事です。ここで「苦手なタイプはいません。誰とでも上手くやってきました」と言われても、説得力がなく正直に答えているか疑問に思われてしまいます。しっかりと苦手な人のタイプも自分自身で理解しておくことは自己分析の上でも大切です。
それでは回答例を見ていきましょう。
(評価のポイント)
苦手なタイプとどのように付き合っていくかについて、自分自身の性格を客観視しながら正直に答えていることに好感が持てます。一生懸命に取り組む姿で相手に思いを理解してもらうという点から、誠実さが窺える反面、人を巻き込む力に課題が残るポイントでもあります。しかし、自分自身で課題であることを理解しているという点では評価できます。
最後に
いかがだったでしょうか。苦手な人がいる事は悪いことではありません。苦手な人について答える際は、どのようにあおの相手とコミュニケーションを取るのかについて考えながら回答してみてください。
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