応募企業の製品は、入社後に自分も取り扱う製品です。学生が製品について何かしら意識しているかどうかで、志望度の確認ができます。
「自分がこの製品のことをよく知っている」ということを示せれば、感想はありきたりなものでも構いません。
自由に上げて良いのなら、メジャー・マイナーの商品に関わらず、詳しく説明できる商品を挙げるのが得策です。
質問の意図
この質問は、しっかり企業研究をしているかどうかを確認する質問の1つです。
求めているのはあくまで意見なので、製品をべた褒めすればいいわけではありません。
自社製品をほめられれば、面接官も悪い気はしませんが、好感度を上げるための露骨な発言は適切ではありません。また、「便利なので重宝している」「使いやすくて素晴らしい」等は、表面的な感想だけでは印象に残りません。
大切なのは客観的な分析です。
感想だけで終わらせないために、製品の良い点と悪い点の両方を伝えられるよう、中立的・平均的な視点から分析し、客観的な発言が出来るように心がけましょう。
客観的な分析を表現する方法
①競合他社との比較
「どの点に違いがあり、どのような魅力を感じるのか?」を説明することで、客観的な分析力のアピールが出来ます。
また、他社商品までしっかりチェックしていることがわかるので、熱心に企業研究したこともアピール出来ます。
②改善点の提案
実際に使ってみて「物足りない」と思ったところを挙げ、「ここをこう改善すればいいのではないか」という改善提案をしてみましょう。
積極的に改善点を挙げる様子から、提案力をアピールでき、消費者目線で物事を見ていることが伝わります。
それでは実際の回答例をみてみましょう。
御社の●●は、分かり易く便利だと思いますが、家族の人数や汚れの度合いによって不便さもあると思います。
そういう人たちのためにはどうすればいいのかを、もっと考えなければならないと思います。
解説
問題定義だけでは論客しているにすぎないと思われるかもしれません。
「どうすればいいと思っているのか?」まで考えてアピールできれば「本気でこの商品を扱う意識があるんだな」と、評価につながるでしょう。
御社の●●は、キャップ一杯分が一回分の標準使用量になるように設計されていて、分かり易く便利だと思います。
しかし、家族の人数や汚れの度合いによっては何杯も計量しないといけないので、不便さもあると思います。
そういう意味では、ワンプッシュ計量やすぐに溶ける固形やジェルパック等の計量方法を用いるのもいい戦略になると思います。
解説
特にオリジナルな提案ではなく、このようにすでに企業が採っている策について、「こういう理由でいいと思う」とアピールできれば、それはそれで「しっかりと研究しているんだな」と評価されます。
その企業の方針や戦略を理解すれば、こういうアピールも可能です。
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