面接で聞かれる質問の中に「あなたを色に例えるとなんですか」と質問されることがあります。結論から言うと、色は対して問題ではありません。
重要なのは色に対して、根拠をもって筋道を立てて説明できるかどうかが重要なポイントになります。
また、面接官はこの質問で、とっさの場面での学生の機転を試しています。
面接の中で「えっ?」と思うような質問にはこの「あなたを●●に例えるとなんですか」
という質問がたびたび登場します。
ここで、落ち着いて結論と根拠となるエピソードを踏まえて説明できればこの場は大丈夫です。
また、この質問は好きな色を答えさせるものでなく、自分が何色なのか問うものです。
つまり、客観的に自分自身をどう説明するのかを見ているのです。
①根拠をもって筋道を立てて説明できるかどうか。
②面接官からのとっさの質問にどう答えるか。(機転)
③客観的に自分自身をどうみているのか。
では、回答例で見比べてみましょう。
学生「はい、私を色で例えるとピンクだと思います。私は他の人から「かわいらしいね」とか「お茶目だね」と言われる事も多々あり、素直に人に接することが出来ているからだと思います。」
面接官「なぜそれがピンクだと思うのですか?」
学生「かわいらしく、純粋なイメージだと思うからです。」
評価のポイント
まずは、「かわいらしい。」「お茶目」という表現が面接の場では幼稚に聞こえてしまいます。また、それぞれの要素が素直さを連想させるにはエピソードに説得力がありません。素直さをアピールしたいのであれば、「素直さ」の別のエピソードにボリュームを置き説明することが必要です。
学生「はい、私を色で例えると白だと思います。なぜならば、臨機応変に対応することが出来るからです。
例を挙げますと、ゼミではゼミ長としてチームを牽引してきました。
そしてゼミ大会において、状況に応じてメンバーに伝える方法や手段を選ぶことでチームの目標達成に貢献してきたからです。
どんな相手に対しても同じやり方ではなく、臨機応変に対応することができます。
面接官「それがなぜ白だと思うのですか?」
学生「はい、白は何色にも染まることが出来るという点で、臨機応変さを連想させます。また、絵の具の中にも必ず入っているのが特徴です。私も、チームの欠かせない一員として当事者意識を持って取り組んできた点で、白を連想いたしました。」
評価のポイント
色=イメージ=エピソードであることが重要です。「白=臨機応変さ」ポイントとなっているのが分かります。きちんと根拠とそのイメージが結びついています。次に面接官は「どのような方法ややり方で臨機応変さを発揮したのですか。具体的に説明して下さい。」というような質問が来ると予想できます。
道筋を立てて説明をするということはロジカルトークを念頭に。
<ロジカルトーク>
結論「私は●●だと思います。」
↓
理由「なぜなら~(because)」
↓
解説「例えば、~というようなエピソードがありました(For example)」
↓
結論「だから●●です(Therefore)」
このように、上記の流れを意識して質問に答えると、相手に伝わりやすいです。
また、結論に対して整合性の取れた理由と解説になっているか気を付けましょう。
アピールする長所の色を考えてみる
色に例えると何ですかの質問の場合、まずは先にアピールする内容(エピソード)を考えて最後に色を考えると上手くいきます。
それでは、それぞれも色がどのようなイメージを持つか、エピソードを考えた後に適する色を探してみましょう。
「青色」
爽やかで好感が持てる・理性的・論理的思考・秩序を重んじる
「赤色」
統率力がある・牽引する力がある・情熱的・向上心が強い・行動力がある
「黄色」
華がある・明るく前向き・求心力がある・協調性がある
「緑色」
穏やかで落ち着く・物や人を大切にする・フレッシュさ
「黒色」
芯が強い・目標達成意欲が高い・縁の下の力持ち
最後に
いかがでしたか。色を選ぶ際は、他の学生とかぶる事もあるかもしれません。しかし、重要なのはそれを裏付けるエピソードに説得力があるかどうかが肝になります。不意の質問に慌てなくていいように、事前に準備をしておきましょう。
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