面接でよく聞かれるのが「何か特技はありますか」という質問です。数多くの趣味や特技を持っている学生ならここぞとばかりにアピールが可能になるでしょう。深く精通していれば多くを語る事は難しくありません。問題は、趣味や特技が思い浮かばない学生です。「面接で話すほどの特技なんてない…。」そう思っている学生も安心してください。質問の意図とポイントを理解して挑めば乗り切ることが可能です。
【質問の意図】
学生の人柄を知りたい
特技や趣味についての質問の最大の意図は、学生がどんな人物なのかと言う事です。エントリーシートや志望動機で見えない「人間的」な部分を垣間見える質問だからこそ、意外な一面はないか、何に興味を持っている人物なのかを見ています。
例えば、大人しく穏やかな印象の学生が「特技はボクシングです」と答えたとしましょう。面接官は「意外とアクティブな面もあるんだな。まだ他にも意外な魅力があるのかもしれない。」と思わせるきっかけにもなります。また、「特技は5歳から続けているピアノです。」という学生は、「長く続ける趣味があることは、コツコツ続ける力も持っているな」という印象を与えます。
学生をリラックスさせたい
面接の場で緊張して上手く話せていないなと感じる際、このような質問で学生をリラックスさせることもあります。自分の言葉で話しやすい質問でもある為、この質問をする面接官は多いです。
【攻略のポイント】
正直に答える
前提として、取り繕う(嘘)特技はNGです。あくまでもコミュニケーションですので、印象を良くする為にやったことも無いようなことを答える必要はありません。特技がない場合は、読書や音楽鑑賞でも大丈夫です。そこにあなたの色を出すことが出来れば上手く伝わります。どんなジャンルや作家が好きで何故魅力に感じたのか、複数の情報を持って答える必要があります。
話に広がりが持てるかどうかを意識する
例えば、特技が「料理です」と答えたとします。面接官は「どんな料理を作りますか」と質問します。「なんでも得意です。」と答えてしまうと話が広がりません。特技をネタにどのように話を広げられるかがポイントです。「和食が得意です。出しを一からとって、一番出しの吸い物や2番出しで煮物を作ったりします。特に、2番出しで作る春キャベツのけんちん煮は家族にも好評の得意料理です。」このように答えると、面接官は「こだわりを持っているな」「探究心がある学生だな」という印象を持ちます。
それでは、例を見ていきましょう。
(評価できない点)
正直に答えているのは分かります。しかし、ネガティブに語るのはせっかくの自己アピールの場ですのでふさわしくありません。飲み会での一気飲みのような危険な特技も、面接の場には適切ではありません。特技がない場合は、以下の事で自己分析をしてみてください。
アルバイトで極めたことがなかったか?生活の中で極めていることはないか?性格で褒められるポイントはないか?
例)
・お客様の名前と顔を覚える事ができる(他人に興味を持って接することができる)
・包装のラッピングを誰よりも早くできる(お客様を待たせない為にすばやく包む練習の成果)
・掃除が得意(自己管理がしっかりしている)
・ツッコミが得意(面接の場を和ませる回答)
(評価のポイント)
このように、スポーツや趣味などの経験以外でも特技にできます。人との接し方や物事の考え方でアピールすることもできます。
最後に
いかがだったでしょうか。特技というと、人より何倍も秀でた能力でなければならないと思いがちですが、実際は自分の人柄が出せるような会話のきっかけになれば十分であると言う事がお分かりいただけたでしょうか。単に、「これです」というような返答でなく、取組み方や、意識、特技と思う根拠なども一緒にアピールしてみてください。
最短最速で採用・内定が決まるおすすめの方法とは
最短最速で採用・内定が決まるおすすめの方法についてまとめました。
全就活生、必読の内容です。
記事はコチラから
面接でよく聞かれる質問の模範回答例文集を用意しました
LINE公式アカウント友だち限定で
「面接でよく聞かれる質問の模範回答10選」
プレゼント!