熱意と意欲を確かめるために、専門的な質問をされる事は珍しくありません。
業界の知識量は、その業界への興味関心の強さを物語るので、企業研究だけでなく、業界研究も必要ということです。
この業界を目指した理由をさらにポイントを絞って、企業とそれを取り巻く業界に対しての理解度が試されています。
応募企業への志望動機との矛盾がないようにしておきましょう。
質問の意図
単なる憧れや「イメージがいい」などの安易な志望動機ではないかを確認しています。
重要なのは、「業界の全体像をつかんでいるか」です。
一般的に言われている業界の方向性や課題などが理解できていれば充分なので、独自の考えを言う必要はありません。
業界に詳しい応募者は、それだけ魅力的に映るので、業界に詳しい状態自体が面接対策にもなり、専門的な話もスムーズにできます。
「業界について詳しく知っている」という状態が自信にもつながるので、自己アピールも堂々とできるようになるでしょう。
無知で不利になることはあっても、詳しくて不利になることはないので、しっかりと調べて準備しておきましょう。
それでは実際の回答例をみてみましょう。
解説
表面的な内容なので、研究不足だと判断されます。なぜ下向きになっているのか?原因を理解しているのか?その原因はなぜ起こっているのか?など、もう少し詳しく調べることが必要でしょう。
「業界縮図」などといった資料から、問題点を抽出しておく準備をしてください。
今後は、東京オリンピックに向け訪日外国人がさらに増えることが予想されるので、国内旅行者への対策を考えることが急務だと思います。例えば、御社の国内旅行プランである、バスツアーや女子会旅行プランなどは、お得を感じやすいので、学生やOLの方などに有効的だと思います。
解説
業界の問題点自体は、経済誌や新聞で分かります。その問題に対してどう対応したらいいのか?という提案や意見が評価につながるので、考えておきましょう。
新しい提案だけでなく、現在の動きをとらえて、回答例のように「~が有効だと思います。」というアピールでも充分です。
よく聞かれる質問の模範回答10
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