このような質問をされると、多くの学生は「あれ？長所はさっき話したけど何が違うんだ？」「自己PR の質問とは違うのか？」と混乱してしまいます。
まずは、「セールスしてください」とは何を伝えなければならないのか理解しておきましょう。
長所は「自分の性格・スキルにおいて優れている点」
「セールスポイント」とは、企業に自分を「売り込む」ということです。自分を採用してくれたらこんなメリットがありますという事をアピールしなくてはなりません。もちろん、面接官も入社後に活躍してくれるスキルやポテンシャルを見極めたい質問でもあります。
一方、「長所」を聞かれた際は、あなた自身が「良い」と思っていることを述べます。あくまで自分にとって良いと思っている部分であって、企業にとってその長所が直接メリットになるかどうかは別物です。
セールスポイントを語るには企業研究がマスト！
子供がいない家庭に幼児教材を売り込んでも意味がありませんよね。
セールスポイントは相手にとってメリットとなる事が重要です。企業はどのような人材、スキルを必要としているのか徹底的に研究する必要があります。
また、これと同じように、「志望動機」も企業研究が重要になります。志望する本気度は企業を研究し尽くした上でないと語れないからです。
企業研究については近年、個人情報保護法によりOB・OG訪問が難しくなっていますが、その中でも訪問をしている学生も多くいます。企業に店舗があればそこへ訪問し社員の動きを見たり、話を聞くことが出来れば、より有益な情報が得られるはずです。ホームページだけでは得られない情報を自ら取りに行く「行動力」が必要です。
「セールスしてください」のフレームワーク
・私は●●という強みがあります。
・私は●●が出来ます。
②「エピソード」
・例えば、●●という経験でその強みを発揮しました。
③「課題」
・しかし、●●と言う点で課題を抱えていました。
④「行動」
・その課題を解決する為に、●●と言う事を実践しました。
⑤「結果」
・その結果、●●という成果を上げることが出来ました。
⑥「貢献」
・御社においても、●●という形で生かせると思います。
・この強みは、御社の●●と言う形で貢献できると思います。
困難な状況に陥った時でも、そこから逃げずに、どうしたら前向きに取り組み続けられるのかというスタンスを大切にしています。
例えば、テレアポのアルバイトの初日にマネージャーに「謝り方も知らないのか？」と叱られました。
その時私は緊張のあまり上手く対応することができませんでした。
しかし、「この人は、私の為を思って厳しく指導してくれているんだ」と思うことで、誰よりもクレーム案件に真摯に取り組むようになりました。
その結果、現在は難しいクレーム処理も進んで行える自信を持っています。
どんなことでも、プラスに考える事で物事の捉え方や今後の自分自身の行動が変わります。
この強みを生かして、御社でも先輩方の意見を吸収し、スピード感が必要とされる新規開拓の事業の場で貢献していきたいです。
「セールしてください」で重要な話し方のポイント
表情・声のトーン・元気よくハキハキと！
せっかく自分をアピールするチャンスなのに、ボソボソと自信が無い話し方や態度ではいくら内容が良くても、面接官にはアピールできません。
語尾は「断定口調」で言い切る！
常にそのように考えるよう心がけようと思っています。ですから、御社でも前向きに頑張れるかなと思っています。
相手に売り込むからには、自信を見せなくてはなりません。「～だと思います」を繰り返していると、自信が無いと思われてしまいます。
そこで、語尾は「です」「ます」の言い切る「断定口調」で話しましょう。
最後に
長所と混同しがちな「セールポイント」ですが、「長所」を掘り下げ、会社の求めるスキルや資質と照らし合わせて上手くアピールできるように作り込むことが重要です。
自分自身をアピールする場ですので、伝える内容はもちろんですが「話し方」も評価のポイントになることを忘れずに。
た。
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