面接の場では、このような突然の質問に戸惑ってしまう学生も少なくないはずです。
特に、「マスコミ」「広告代理店」などを希望している学生は、これらの企業が好んで質問する項目でもある為、入念な準備が必要です。
まずは、この「あなたを一言で表現してください」という質問の意図を理解しましょう。
面接官の意図とは?
・簡潔に一言で伝えられているか
・自己分析は出来ているか
・述べられている事が、それまでのアピールと矛盾していないか
・機転やセンスの有無
最大のポイント
簡潔に伝える
まずは、「一言で表してください」という質問であることを頭に入れておきましょう。
つまりは、「結論」を述べるということです。
次に例を見て下さい。
「はい、私を一言で表現すると、良くも悪くも柔軟に対応できるというところだと思うのですが、柔軟性はコミュニケーション力を発揮するときには長所としてあげることができますが、悪い面では自分の意思を貫くような場面では難しい場面もありますので良くも悪くもと言わせてください。
例えば、良いところは皆が難しいと感じる人に対しても上手く話を聞き出すことができるところで、良いと思うところは…。」
<良くないポイント>
ズバリ、一言で表現することが出来ていません。ダラダラ話すことは、面接の場ではNGです。決められた時間の中で結論を述べる際は、簡潔かつ的確に言葉を選ばなければなりません。
また、質問に対して簡潔に答えた後は、面接官から次に質問があるのですべてを語る必要はないので安心して答えてください。
学生「はい、私を一言で表すと『赤いポストのリーダー』です。」
面接官「赤いポストとはどういった意味ですか?」
学生「はい、赤いポストは意見箱を連想させるからです」
面接官「もう少し詳しく教えて下さい」
学生「はい、私は意見箱のように周りの意見を聞き、トップダウンではなくボトムアップでチームを牽引してきました。学生時代、部活動で…」
<評価のポイント>
まずは、一言で答えることが出来ています。きちんとした対話が心掛けられています。
面接の場は、あくまでコミュニケーションの場であることを忘れずに。
注意するポイント
自己分析に一貫性を持たせる
せっかくの自己アピールのチャンスも、述べられている点に矛盾を感じさせてしまっては台無しです。それまでの面接での話した内容や、エントリーシートに書いてある強みと矛盾が生じてしまうと面接官から「良く見せようと思っているな」と判断されてしまいます。
自己分析を徹底して行い、一貫性のあるアピールをすることが重要です。
「一言」に抽象的な表現は使わない
例えば、協調性、主体性など「●●性」というような抽象的な表現。または、好奇心や向上心など「●●心」といった言葉も同様です。
「表現してください」といった場合、これらの言葉で簡潔に終わらせてはアピールに繋がりません。それらを踏まえた別の言葉を選びましょう。
「一言」を作り方
①自己分析から長所を複数書き出す
まずは、自分の長所を書き出し、土台を作りましょう。
②長所からイメージし、比喩やインパクトのあるものに変換する
長所を書き出したら、具体的にイメージできる言葉に置き換えて面接官への興味を引きましょう。
長所;「負けず嫌い」⇒ 変換;「不屈のボクサー」
(倒れても起き上がることで壁にぶち当たっても乗り越える精神力をアピール)
長所;「主体性を持って行動できる」⇒ 変換;「野生のライオン」
(自らが生きていくために懸命に狩りをするライオン。常に全力で自ら動く事をアピール)
長所;「情報を自ら発信できる」⇒ 変換;「毎日更新グルメブロガー」
(情報収集を怠らず、毎日発信する継続力とスピード感をアピール)
③「一言」が完成したら、エピソードを考える
一言で表すことが出来たら、あとは根拠となるエピソードを説明できるようにしましょう。
面接官に「おっ!?」っと思わせることができても、この説明が十分でなければアピール不足になってしまいます。
最後に
いかがだったでしょうか。とっさのこのような質問に関しては、上記のように十分な準備が必要です。面接では、考えられるあらゆる質問に対応できる「準備力」がカギです。いくら用意周到に挑んでも、緊張で力を発揮できない場合も考えられます。そうならない為にも、「話す」練習を積み重ねて、自身も持って臨めるようにしましょう。
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