就活の面接では、比較的ポピュラーな質問の一つですが、「困難を感じたことがない」という学生には難しい質問です。
困難な状況とは、「何かを成し遂げようと思っていた目標や目的があるが、その前に立ちはだかる壁」のこと。つまり、主体的に行動する人や目的意識をもって生きている人ほど、困難な状況に見舞われる可能性が高いということです。
この質問が難しいと感じる人は、今の自分ができることの中で、一生懸命主体的に取り組めるものはないか、探してみましょう。そして、自分でも「これは難しいかも」ということにチャレンジするようにしてください。
質問の意図
「大きな目標がある=大きな困難がある」ということです。
困難な状況を確認することで、どれだけ今までの人生の中で明確な目標・目的をもって、生きてきたのかがつかめます。
この質問で学生の主体性とどのくらい「乗り越える力」を持っているか測り、仕事の困難さを乗り越えられるかを判断しています。
全ての苦悩が成長につながるとは限りませんが、苦労した経験は、多くの成長につながっています。ただただ困難だったでは、マイナスな印象ですが、それをどう乗り越えたかで、プラスのアピールにつなげることができます。
同じ内容でも過程が濃い方が、乗り越える力も大きい印象を与えられるでしょう。
困難なことだけでなく「それをどう解決したのか」までアピールしてください。
それでは実際の回答例をみてみましょう。
学生「はい、テニスサークルで困難だったのは、メンバーの意見をまとめることです。」
面接官「それでどうしましたか。」
学生「話し合いの場を設けました。」
面接官「では、メンバー同士で衝突があったときはどのように問題を解決しましたか。」
学生「いや…えっと、まあ話し合いをして…。」
解説
具体的な事例が必要です!話し合って妥協点を見つける際の手法を質問すると「徹底的に話し合って…」と、具体的な方法を答えられないケースが多々見られます。必ず質問されるので、準備しておいてください。
学生「はい、テニスサークルで困難だったことは、キャプテンとして部をまとめることでした。」
面接官「どうやってまとめましたか。」
学生「はい、私は実力はあまりない方でしたので、何かと反発する部員も少なくはありませんでした。実力ではかなわない自分にできることを考え、みんながあまりやりたがらないことを、自ら進んで行動したり、部員との距離を縮めるために、悩み事を聞いたりするようにしました。そのお蔭で、キャプテンとして認めてもらうことができ、次第に反発も減ってまとまるようになりました。」
解説
周りとの協調性があることがアピールできています。
サークルは、違う価値観を持った人が集まるところなので、価値観の違う者同士をうまくマネジメントした手法をアピールするのも効果的です。
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