短所を答える際は、その短所に対してどのように克服するか、または改善しようとしているのかを述べる必要があります。面接官は、短所に対してあなたの「課題意識をもってどのように取り組んでいるか」という部分を見ています。
それでは、どのように伝えれば上手く面接官にアピールすることが出来るのでしょうか。
ポイント① 自分の弱みを正確に理解できているか
まずは、克服方法を述べる前に、「短所」「弱み」となる部分が正しく理解できているかが重要です。面接では様々質問や、適性検査などでも「短所」となる部分を把握されています。嘘やごまかしで発言してしまうと面接官には見破られてしまいます。
その短所について言及し、克服する計画をアピールすることが大事になります。
ポイント② 具体的な改善策が述べられているか。
まずは、悪い例を見てみましょう。
「短所」を克服する為に、何を具体的に努力したのかが分かりません。企業が知りたいのは、「イライラ」しない為に何を努力したのかです。
具体性に欠ける克服内容であれば、短所を露呈してしまうだけになりかねません。
エピソードを踏まえて、改善計画、改善方法を述べましょう。
それでは、「良い例」を見ていましょう。
もう一つは、その計画にバッファを持たせることです。
ぎりぎりになることで、私自身にも余裕がなくなってしまうからです。
以上のように、短所を改善できるよう努めています。」
研究に没頭するあまりダラダラと進めてしまうことがあり、集中力が維持できないと痛感しています。
成果を出すためには「集中力」を高め、神経を高ぶらせる時と緩めるときのバランスが重要だと考えます。
それを自覚し、現在タイムスケジュールを作成し、ゴールまでのプロセスをパートごとに分け、それを実行するようにしています。
制限時間を決めることで、自分が作業にかかる時間を把握することができ、完成までのより正確な所要時間も把握できるようになりました。
まずは、「短所」となる理由が述べられている点、そしてそれを改善する為に何をしたのかが述べられています。この例文では、すでに実行されていて改善が見られている点で評価に繋がります。
面接官は、「短所」における問題解決力を知りたいのです。
具体的に「A,BそしてCをすることで改善できている」と述べられるようにしましょう。
短所の伝え方
短所を自覚していることをアピール
「私の短所は●●な所です。」
↓
具体的エピソード
「学生時代、～というようなことがありました。」
↓
A；「しかし、現在●●を克服する為に●●という努力をしています。」
B；「しかし、●●を克服する必要があると考えており、これから●●することで克服したいと思っています。」
↓
足りない点が自分の強みになるよう努力することをアピール
「足りない能力を自分の強みといえるレベルまで上げていきたいです」
最後に
「短所」を述べる際は、自分の負の部分を述べる為、より慎重に内容を検討する必要があります。さらに、常識的、社会的に不適切な「短所」は具体例や改善策を上げても不採用になってしまいます。
また、企業の業種によっては、「短所」が致命的だと判断されるものもあるので、企業研究を行う際は、「企業が欲しい人材」と相反するものを想像することが必要です。
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