面接で「あなたにとってお金とはどんなものですか」と聞かれてどう答えますか。こういった質問は、自分なりの考えを瞬時に伝えなければならず、非常に人間性が現れる質問です。お金は「大切なもの」「生きていく上で必要なもの」と分かっていても、単にそれを伝えるだけでは企業側の質問の意図を理解できていません。それでは、どのようにアピールすれば自分の人間性を面接官に伝える事が出来るのでしょうか。回答例とポイントを踏まえて見ていきましょう。
面接官の意図
「質問の意図を理解して答える事が出来るか」
「お金に対してどのような定義を作り、それについてどんな価値を感じているのか」
「価値観から学生の人間性を見ている」
企業にとってお金はイコール利益です。そして、この通説が「大切なもの」「なくてはならないもの」であることは明確なので、それについて「自身の視点」でどのようにアピールできるかを見ています。
攻略のポイント
ここで抑えておきたいのは、面接官は発想力や分析力、洞察力などに関わる質問から、あなたの「地アタマの良さ」を測ろうとします。これは、本番までの数か月で劇的に向上させることは困難ですが、想定される質問の対処法を知ることで面接官への印象を良くすることは可能です。
定義を述べる
まずは、「私にとってお金とは、~です。」と言い切ることが大事です。面接においては、必ず結論から述べ、話をロジカルに展開することが重要です。面接官は必ず、「なぜ?」という掘り下げ質問をしてきます。その際、以下の3つのワードを使いこなすことでスムーズな会話が展開できます。
becauseは、「なぜなら~(理由を述べる)」。
example(for example)は、「例えば~(具体例を挙げる)」。
thereforeは、「したがって~、だから~(結論を総括する)」。
それでは具体例を見ていきましょう。
(評価のポイント)
自分なりの定義を持って伝える事が出来ています。単に、仕事=お金という考えでなく、利益を生み出す上での対価であることを伝える事によって、企業への貢献、向上心をアピール出来ています。
最後に
いかがだったでしょうか。あなたにとって●●とはなんですか、という質問は定義とその理由の伝え方がポイントであることがお分かり頂けたでしょうか。面接官によっては、このような人間性を知る上での質問に比重をおく人も少なくありません。前もって想定される質問は準備しておくことが賢明です。
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