自分の失敗を話すのは、その失敗を乗り越えていないと話しにくいものです。また、マイナス材料になると思われがちなので、進んで話す人はほとんどいないでしょう。
では、なぜ就職面接でこのような質問がされるのでしょうか?
この質問では、どんな失敗かよりも「失敗から何を学んで、どう生かしているか」という克服ストーリーが重要です。単なる挫折経験で終わらせてはマイナス材料にしかなり得ません。挫折を乗り越えた方法と学んだことに話の重点を置くようにしてください。
しかし、大事なイベントに遅刻したなど、レベルが低すぎる内容は好ましくありませんので、注意してください。
質問の意図
挫折から立ち直った人材は、企業で活躍する可能性が高いと考えられています。
ビジネスにおいて、失敗への対処は非常に大切です。出来るビジネスマンは、失敗時のフォロー能力、克服能力が高く、失敗をプラスに変えられる力を持っています。
この質問では、高い目標を掲げ、高い目標に対して強く関わることのできる意欲的な人材か、また、挫折後に反省し、次につなげることが出来る打たれ強さがあるかが見られています。
ポイント
失敗質問には、どう失敗したかではなく、どう対処してプラスに変えたかに重点を置いて話してください。面接官に「ピンチをチャンスに変えた」という印象を与えられるようにしましょう。
それでは実際の回答例をみてみましょう。
サークル活動とアルバイトが忙しくて、学業が疎かになってしまっていたので、留年が決まったときは深く反省しました。
今は同じ過ちをしないために、アルバイトの勤務日数を減らして、勉強する時間を増やしています。
解説
学生の本業は、学業です。勉強することは当たり前のことなので、勉強の時間を増やしているからといっても、評価にはつながりません。
また、勉強が疎かになった原因が言い訳と捉えられてしまう可能性もあります。
具体的な成果を上げて、説得力が高められるようにしましょう。
それはコーラス部の全国大会に出場できなかったことです。
3年間、全国大会出場に向けて、毎日発声練習をはじめ、部活動以外でも自主練習をしていましたが、練習時間を優先して、体調管理を怠ってしまった結果、全国大会当日に声が出ないという事態になってしまい、出場できませんでした。この時の悔しさは、今でも忘れられません。
このことから、努力することはもちろん、自己管理の重要さを、後輩にも身をもって教えられることが出来ました。
解説
マイナスつかみ話法で、面接官の興味をかき立てています。
例題は、失敗から学んだことを、視点を変えてプラスに変えています。マイナスのことばかり述べずに、失敗をプラスに変える意識をしてください。
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